『イニョプの道』の理解のために知っておきたい身分制度!

 

韓国時代劇『イニョプの道』では、良家の令嬢だったイニョプが最下層の奴婢に転落してしまう。そうした重要な出来事を理解するためには、基礎知識として「朝鮮王朝時代の身分制度」を知っておく必要があるだろう。

GiHxoyQtcP_pXJd1494296527_1494296551

両班と中人

『イニョプの道』の舞台となった朝鮮王朝時代には、厳格な身分制度が適用されていた。その仕組みはどうなっていたのだろうか。
身分制度の頂点にあるのが王族である。彼らは朝鮮王朝において絶対的な存在として君臨した。




王族に続く特権階級なのが両班(ヤンバン)。貴族的立場である両班は、高い地位を得て中央官庁に勤めたり、地方の支配者として人々の上に立った。
両班の下に位置したのが中人(チュンイン)。彼らは下級官僚を中心に軍事・法律・医療などの専門職に従事した。(ページ2に続く)

『イニョプの道』の時代背景を解説!

固定ページ:

1

2 3

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る